【アニメ塗り】デジタルイラストのアニメ塗りのやり方・メイキング解説【初心者】

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今回はデジタルイラストの制作手順を「アニメ塗り」で解説します。
アニメ塗りは工程が少ない為、初心者の方におすすめの塗り方となっています。

まずはアニメ塗りに挑戦してみましょう!

描きたい絵をイメージ

意外とこの工程を抜いてしまっている方が多いです。
まず初めにどんな人物、背景、情景などを描きたいかイメージを膨らませましょう。

鮮明にイメージするほど絵の完成度や筆のスピードが上がりますが、最初はこんな顔、こんなポーズを描きたいとざっくりイメージすると良いでしょう。
(イメージを100%絵にできるのは最早プロ)
 

 
イメージを膨らませないで描くと何を描いても同じ構図だったり、描いてみてもイマイチだったりしてしまう可能性があります。

ルナリス

ルナリス

イメージしろ…!

あたり

イラスト あたり 描き方
イメージした物をもとに、「顔」、「手」、「体」がどこにあるか、丸や四角、線であたりをつけましょう。
キャンバスに対して、小さくなりすぎないように注意して下さい。

ラフ(下書き)

イラスト ラフ・下書き 描き方

あたりレイヤーの上に新しいレイヤーを作り、ラフを描いていきます。
あたりと違う色を使うことで、重ねて描くことができます。

顔から描き始めると良いと思います。

体は骨をイメージして描くとバランス良く描けます。

 

 
ラフの時点で結構描き込むと後々の作業が楽になります。
余力が有る方はカラーラフにするのもおすすめです。

最初のうちは無理せず1色で描いていきましょう。

ラフの修正

ラフのうちに修正するのが一番作業量が少ないため、気になるところを修正しましょう。
ある程度上手くかけた方や、初心者であまり修正できそうにない方は飛ばして下さい。

今回は全体のバランスや、髪・手を修正しました。

線画(ペン入れ)

イラスト 線画 描き方

ラフのレイヤーを薄くし、新しいレイヤーで線画を描いていきます。
ある程度キレイに描きますが、雑でも味があって良いです。

ソルト

ソルト

眉毛はよく動かすので後で描くよ!


 

 
線はやや太めに描くとパキッとした見やすい絵が描けます。
まずはやや太めで描いてみましょう。
 

 
キレイに描きすぎると時間がかかりすぎたり、印象が弱くなってしまう場合があるため、勢いや妥協がある程度必要になってきます。

(めっちゃきれいな線画を早く描けるならそれでも良いです)

ソルト

ソルト

今回は一旦ざっと描いてから消しゴムでキレイにする方法を取るよ

線画修正

線画を1発でキレイに描けるのであればそれで良いです。
しかし結構難しいので、ざっと描いてから消しゴムでキレイにしていきます。

 

 

消すだけではなく気になるところはガッツリ修正して下さい。
色を塗ってから線画を修正するのは面倒です。

眉毛追加

線画レイヤーと別に眉毛レイヤーを作っておく事で位置変更や修正がしやすいのでおすすめです。

下塗り

線画の下に新しいレイヤーを追加します。
線画レイヤーを基準レイヤーにし、バケツツールで大まかに色を付けます。
大きな筆で塗っても良いです。

下塗りレイヤーの下に使わない色を配置することで塗り残しを確認できます。

塗り残しはアンチエイリアスを切った濃いペンで塗ると良いです。

影をつける

下塗りレイヤーの上に「影」用の「新しいレイヤー」を追加します。
光の方向と服や素材を意識して影を付けます。
 

 
下塗りの色と比べて、濃さと色相を大きくずらすことで陰影のはっきりした絵になるのでおすすめです。
(赤っぽいグレー、青っぽいグレーなど)
 

 

ソルト

ソルト

今回は右上から光が当たっているイメージだよ!

ハイライトをつける

影レイヤーの上にハイライトレイヤーを追加します。
ハイライトを追加することでさらに詳細かつリッチな絵にすることができます。

影と同様、光の方向と服や素材を意識して光を付けましょう。
 

 

 

 
光が強く当たる場所は「白や黄色」、やや光が当たる場所は下塗りを明るくした色を使いましょう。
ハイライトを付けすぎるとギラギラした絵になってしまうため、そうした意図がない場合はほどほどにハイライトを付けると良いです。
 

 
髪とキャラクターの輪郭、物の輪郭に少しハイライトを乗せるのがおすすめです。

ソルト

ソルト

ハイライトを付けるの楽しいけど、付けすぎに注意!

目を描く


キャラクターを描くには目を魅力的に描くのが重要だと言われています。
今回は簡単な目の描き方を紹介します。

エアブラシで光を塗る


エアブラシで瞳の下の方に光を塗って下さい。
下塗りの色と色相をずらすと色が映えていい感じになります。

エアブラシで影を塗る


エアブラシで瞳の上の方に影を塗って下さい。
暗い色を適当に置いていいです。

瞳孔を描く

今回は黒いだ円で瞳孔を描きます。
ただ目の真ん中に瞳孔を描けば良いわけではありません。

イラストを引きで見て、キャラクターがこっちを見ているように位置調整すると自然な絵になります。

ハイライトを入れる


好きなようにハイライトを入れて下さい。
好きなイラストレーターさんの真似をしてみると良いと思います。

絵を調整(気になるところを修正)

ここまでの流れで描いた絵

 

 
・各レイヤーを修正する
・全レイヤーをコピーし合成、変形やゆがみツールを使って修正
・新しいレイヤーを作成し、上から修正

など自分に合った方法で修正していきましょう。
 

 
修正・加筆後の絵

 

 
修正・加筆箇所

  • 頬紅(ほほに赤いエアブラシを少し乗せた)
  • 胸元の影を修正
  • カーディガンの模様を加筆

この様に気になった場所や加筆したい場所に手を加えましょう。

加工

フィルターやグラデーション等で絵を加工します。
色調整するだけでも絵の雰囲気が結構かわります。

今回は簡単なアニメ塗りの解説なので加工無しで終わります。

完成

まとめ

今回は実際に「アニメ塗り」を行うことでイラスト制作の手順を解説しました。
この制作方法が絶対に正しいという訳ではないため、自分なりに描きやすい方法を見つけてみて下さい!